住宅を選ぶ際、マンションにするか戸建てにするかというのは重要な選択肢の一つです。
この記事では、それぞれの住宅形態のメリットとデメリットを探り、どちらがあなたや家族に最適な選択肢かを考えるきっかけになっていただけたらと思います。
マンションを選んだ場合
メリット
都市部までのアクセスや駅までのアクセスが近い
マンションは都市部や駅近の立地に多くあり、公共交通機関や商業施設へのアクセスが良い場合が多いです。
マンションの中には駅直結で雨に濡れずに帰宅できたり、駅周辺の商業施設で買い物をしても負担にならずにすぐに帰宅できるケースもあります。
共用施設がある
マンションにはプールやジム、ラウンジといった共用施設が備えられていることが多く、家の中でリゾートライクな生活を楽しむことができます。
コロナの影響で最近では個室型のワークプレイスやミーティングルーム、Wi-Fi完備の共用施設などがある物件が増えており、マンション内でリモートワークができる環境が整っています。
総戸数100戸以上の大規模マンションやタワマンにはキッズルームや保育園、1〜2階の商業施設テナントに塾や病院などが入っているケースもあり、子育て世代には嬉しいですよね。
セキュリティが整っている
マンションは通常、エントランスやエレベーターなどにセキュリティ対策が施されており、住人の安全が確保されています。
住人以外の出入りを防ぐため、エントランスやエレベーターホールに鍵があるだけでなく、厳重なマンションだとエレベーターで自分の部屋の階数ボタンを押す際にも鍵が求められたり、最上階フロアではエレベーターから降りた際にも鍵が必要になったりと、安心安全な仕様になっています。
メンテナンスや手入れをする範囲が狭い
外壁や共用エリアのメンテナンスや手入れ、掃除などは管理会社が行うため、住人はそれに悩む必要がありません。
大規模マンションやタワマンの場合、窓拭きも業者が行ってくれるため、基本的には部屋の中だけを綺麗にしておけば問題ありません。
マンション内コミュニティやイベントが充実している
管理会社によっては、マンション内でサークルやイベントがありそこで住人同士のコミュニティを形成することができ、ママ友や子供達同士での友達づくりがしやすくなります。
デメリット
専有面積が狭い
マンションの住戸は一般的に戸建てよりも狭く、収納スペースやプライバシーに制約があることがあります。
直近のマンション市場は価格高騰且つ専有面積の狭小化が進んでいるため、都市部で広さが欲しい場合はそれなりに価格も高くなってしまい、手が届かなくて買えないということもよくあります。
維持費が高い
地域差はあるものの、一般的に戸建てよりもマンションの方が共用施設の維持費や管理費用が多くかかります。
戸建ては数年に一度の修繕のタイミングで一気に費用がかかりますが、マンションは毎月管理費や修繕費を積み立てなければならないため、月々の負担があることを考慮する必要があります。
女性のためのかしこいマンション購入術講座戸建てを選んだ場合
メリット
広さがありプライバシーが確保される
戸建ては独自のプライバシーが確保され、広い敷地で家族との生活を楽しむことができます。
庭付きのマンションは少なく、あったとしても1階住戸しかそれを享受することができませんが、戸建てはほとんどの場合、庭がついているためガーデニングやBBQを行ったり、子供やペットなどが遊ぶのに最適です。
また、戸建ては独立性が高く近隣住宅との距離もあるため、騒音トラブルがほとんど起こりません。
ペットの鳴き声や楽器の演奏など、近隣の目を気にしなくて良いのは良いですよね。
個別にカスタマイズしやすい
戸建ての中でも特に注文住宅の場合、個別に自由設計やカスタマイズをすることができ、自分の好みに合った家を建てることができます。
家を買うことは人生で高い買い物の一つであるため、せっかくマイホームを持つなら他人と被らないオリジナリティのある家を持ちたいという方も多いのではないでしょうか。
資産価値が期待できる
マンションの場合、資産価値が期待できるものは建物だけになりますが、戸建ての場合、建物の資産価値はマンションよりも早く減っていきますが土地の価値はゼロにならないため、マンションよりも将来的な資産価値が期待できます。
売却する際は築浅のうちはマンションの方が有利になりますが、年数が経つと戸建ての方が有利になります。
デメリット
都市部までのアクセスや駅までのアクセスが遠い
戸建ては都市部から離れていたり、駅から離れていることが多いため、通勤や買い物に時間と負担がかかる場合があります。
マンションの場合は駅徒歩10分以内にかなり多くの物件数がありますが、戸建てで土地から探す場合は駅徒歩20分は覚悟しておいた方が良いケースが多いです。
地域によっては車がないと生活しづらい場面もあるでしょう。
初期費用が高い
土地と建物を購入するため、初期費用が高くつくことがあります。
都市部に近い場所で土地を探す場合は、敷地面積の広さにもよりますが土地費用だけで数千万円ほどかかるケースがあるため、土地に費用をかけたいのか、建物に費用をかけたいのかといったバランスを考えなければなりません。
メンテナンスや手入れをする範囲が広い
広大な敷地や建物のメンテナンスは所有者が負担しなければならないため、費用と手間がかかります。
特に外壁や庭、屋根の手入れなどは大きな作業のため、面倒になることも多いでしょう。
階段の上り下りがあり、身体的負担がある
平屋でない限りは2階建てや3階建てになるため、家の中にいても階段の上り下りが発生します。
身体が元気なうちは問題ないですが、高齢になったり身体が悪くなった時にしんどいと感じる方もいるでしょう。
また、小さな子供がいる家庭では、階段から落ちて怪我をしてしまう可能性もあるため、日常生活から注意が必要です。
全国100社以上のハウスメーカー・工務店に一括で展示場来場申込するなら【持ち家計画】どちらの住宅形態もそれぞれに魅力がありますが、自身や家族の状況、優先事項や条件に合った選択を検討することが重要です。
悩んでいる方は、まずは無料でLIFULL HOME’S 住まいの窓口 に相談してみるのもオススメです。