大手ハウスメーカーの中でも木造がメインの会社、鉄骨造がメインの会社に分けることができます。
さらにその中でも設計・デザインが得意な会社、高性能が強みの会社など、様々な得意分野に分類されていきます。
今回は、鉄骨造がメインで高性能な住まいを提供するヘーベルハウスの家づくりについて紹介したいと思います!
ヘーベルハウスとは
ヘーベルハウスとは旭化成ホームズが提供する戸建住宅ブランドのことで、1972年に鉄骨、「ALCコンクリート・ヘーベル」を使った高耐久な住宅の販売を開始しました。
1998年には「ロングライフ住宅の実現」を宣言し、業界に先駆けて50年にわたる長期点検を導入。
現在は「ロングライフ保証システム」で基本構造躯体を最長60年保証しているだけでなく、「ロングライフプログラム」で60年無料点検システムを採用しており、入居後も安心安全なロングライフサポートを実現しています。
いのちを守る”TOTAL RESILIENCE”、人生を支える”FUTURE VALUE”、くらしを豊かに”SMART & WELLNESS”の3つのLIFEを大切に、人生100年時代を考えた住まいを提供します。
地震に強い
ヘーベルハウスは3つの構造を用意しており、それぞれ揺れから守り抜く強靭な構造躯体となっています。
①重鉄制振・デュアルテックラーメン構造 | ・大梁と重鉄柱が高力ボルトで強固に剛接合され、高精度で堅牢な構造躯体となるとともに、贅沢な大空間や大開口を生み出します。 ・工業化された頑丈なパーツにより、品質安定性と工期短縮を実現。 ・高純度鉄を用いた独自の制振技術により、大地震時のエネルギーを効率的に吸収。 |
②ハイパワード制振ALC構造 | ・少ない部材で確実な強度を発揮する「ハイパワードクロス」は通し柱を必要としない「梁勝ち構法」により、構造安全性を確保しながら高い設計対応力を実現。 ・十分な厚みを持った角柱と大きな断面の梁で高い強度を実現。1本あたりが負担できる荷重が大きくなり、空間を自由にデザインできます。 ・制振デバイスが地震エネルギーを吸収。 |
③重鉄・システムラーメン構造 | ・特殊な高力ボルトで柱と梁を強固に接合する独自のシステムを採用。突起物が梁に表出しないインナーボルト形式で、美しく強靭な躯体構造を実現。 ・骨太・肉厚な角柱と大梁を採用することで、仕切りのないワンフロア大空間など設計の自由度を高めます。 ・オイルダンパーで建物の揺れ幅を低減し、躯体にかかる負荷を軽減。 |
業界初、2階建て専用の重鉄躯体の実大振動実験を行なっており、過去に起きた巨大地震8波と今後予想される巨大地震4波に耐えることができています。
オイルダンパーについても23回連続で加振した震度7相当の大地震に耐え、全ての大地震で建物の揺れを吸収することを確認しています。
また、2024年1月に起きた能登地震では地震の二次災害として大規模火災が発生したことで、耐火性も今一度重要な指標として見られるようになってきました。
「ALCコンクリート・ヘーベル」は内部に豊富な気泡と、気泡を繋ぐ無数の細孔があり、熱を伝えにくいのが特徴です。
過酷な耐火実験をクリアした国土交通大臣認定の耐火構造部材を使用しているので、高度な耐火性を発揮することができます。
遮音性が高い
「ALCコンクリート・ヘーベル」は75mmという外壁の厚みが高い遮音効果を発揮し、図書館並みの静けさを実現します。
実際、静かな環境を保つ必要のある駅のホームなどの公共施設や病院、福祉施設などで採用されています。
子供の走り回る足音や生活音、楽器の演奏や歌などに対し、遮音性を高めた「ANRフロア」が優れた低減効果を発揮して上階の音を階下に伝えずに済んだり、二世帯住宅では「防振吊り金物」を使った「二世帯天井」を採用し、細部の防音にも配慮します。
さらに、遮音シートで音対策を施した「遮音間仕切り壁」で部屋間の生活音を遮るだけでなく、2階以上のトイレには排水音を小さくする配管防音材を採用し、防音仕様の床材を選択することで快適な空間を作ります。
隣家に迷惑をかけないだけでなく、自分の家の中でも各部屋で防音対策ができるため、音によるストレスを低減することができます。
空間設計力が高い
多彩なアイディアで開放感と広さを感じさせる空間を作ることができ、2階建や3階建、二世帯住宅、賃貸併用住宅、ZEH住宅など様々な商品ラインナップがあります。
天井を部分的に高くする「ハイルーフユニット」では開放感を生み出し、高さの違いが空間にアクセントを与え、上質な住まいを演出します。
反対に、床を掘り下げる「ダウンフロアユニット」では床の高さを部分的に下げることで天井に高さが生まれ、縦に開放感のある空間を創出。
また、屋根形状を活かした「勾配天井」ではロフト空間を作ることで2階に開放感や深い落ち着きをもたらすことができたり、フロア全体の高さを上げる「1階階高アップ」では1階の天井高2.56mを実現することで人が一番集まるリビング・ダイニングを心地良い住空間に仕立て上げることができます。
このように、注文住宅ならではの空間設計力で天井や床を操り、体感空間を大きく広げることが可能です。
鉄骨が持つ性能の良さと空間設計力をどちらも重視したい方にヘーベルハウスはオススメです!
気になる方はぜひ一度展示場に足を運んでみてくださいね。